星の導き

「そんなに怯えなくても大丈夫。俺たちが興味あるのは依頼されたターゲットだけだから」


アグル、ルウ、ベルにフウが怪しい笑みを浮かべる


それもそれで怖いけど


「それで?どうだったんだ」


「それが…」

あたしはフウに事情を説明する


「なるほどね…みんなにも言っておこうか」


フウは草陰団のギルドの扉を開ける


わけを説明すると


「実はね、俺たち女王が小さい頃は時々遊んであげてたんだ。それとこの国が枯れてる原因が女王であることはわかってた。ただ確証が欲しかったので行ってもらったんだ」


「そんなことで行かせたんですか?」


ハクがムスッとしたような顔をする


「そう怒るなって、君が見つけたシロツメクサそれは確かに女王の花だよ。君たちが推測した通り女王は二つ花を持っている。知ってるのは俺たちと女王の血族だけだ」



「女王の血族しか知らないような事をなぜ悪い花を持って差別を受ける君たちが知っているんだ?」


ユウの質問にフウはすこし
苦笑いして


「おーい。ジャックいるか?」


と誰かを呼ぶと丁度あたし達と同じくらいの年齢の男の子が出てきて


「こいつの花はシロツメクサ。女王と花が同じだったものだからお互い共鳴したみたいでな。枯れた原因はこいつにもあるんだ」


「どういう事?」


あたしがきくと

「昔な、ある貴族から王女…つまりいまの女王が欲しいとそんな依頼が来たわけでな」


王女誘拐って…


「いろいろあってジャック王女誘拐にいったわけ。誘拐は成功したんだけど、依頼してきた貴族の方が捕まっちゃって結局王女は逃したの。でもジャックと年が近かったせいか意気投合して度々城を抜け出しては草陰団に来るようになった」


おなじシロツメクサの花を持ってるんだもんね


「ま、ここからは推測になるんだが肝心なジャックが話してくれないから完全な確証には至ってないんだけど」


フウがやれやれとため息をつく


「あともう一個頼みがあってな。城を出てすぐのシロツメクサ畑見てきてくれないか?それとユウ。畑に着くまでみんなにシロツメクサ伝説について話してくれないか?」


フウが言うとユウは静かにうなずく


「じゃいってらしゃい。昼ごはん作ってるからさ」


フウがニコニコしながらあたし達を送り出す