星の導き

今あたしたちは、草の国に向けて歩いてる途中なんだ

周りをよく見れば花とか草でいっぱいだし、住民の服も草とか花とかそういうのを形取ったのが多い

一番最初の村とは大違いなんだけど…

動物三人はみんな肩に乗っていてたのしそう

どうやらアグル達のような小さい動物は珍しいから目立たないようにしてるんだと

「みなさん前見てください!」

ハクが興奮しながら前をさす


「わーシロツメクサいっぱいだ」

そう言ってミルが駆け出すと

「ミル…あんた本当子供よね」

とベルが苦笑いする


シロツメクサかー


よく冠とかにして遊んでたなー


しっかしシロツメクサが一面に広がっている


もう想像仕切れないくらい…ね


「そういえばこのシロツメクサ畑の先を通ったら草の国に着くらしいですよ」


ハクがシロツメクサ畑にいったみんなをみていう

今思えばまだ行ってないのあたしとハクだけじゃん


ミルなんて冠作り始めてるし…


こんなに広いのにあたしたち以外だれもいないなんて…


なんか不思議


「見て見て!できた」


ミルができた冠を見せびらかす


器用なのかやたら綺麗にできている


あたしあんなにうまく作れないかも…


「俺もできたよ。ミルにあげる」


ユウがミルの頭にシロツメクサの冠をのせる


「ありがと。じゃあミルのあげる」


なんだか2人とも嬉しそう


あたしも作ろうかな


そう思ってシロツメクサを取ると


「うまくできねー」

「うまくできません!」


というハクとスグルの声


両方ガタガタすぎて冠にならなかったみたい


「スグル下手くそ」


ミルが聞こえるか聞こえないかの声でボソッという


「なんだと!不器用なのの何が悪いんだよ」

あーあ。またけんかだよ…


「ハクの分あたしが作ってあげようか?うまいかは保証できないけど…あとミルがスグルの分作ってあげれば」


「光ありがとうございます」

ハクは嬉しそうに頷く

「なんでミルが…」


「あとでお菓子おごってあげるけど…」


「ならやる」


実はミルがお菓子に弱いということをユウから聞いたんだよね

なんでも無類のお菓子好きなんだと

あたしは二つ目の冠をハクに渡す


ミルもできたみたいで横を向いたままスグルに渡す


本当仲良しなのか仲悪いのか…


「じゃあ行くのさ」


そういったベルの頭には小さな冠が


「どうしたの?それ」

「これねーアグルが作ってくれたの。ベルとルウ下手くそで出来なかったから」


下手くそと言われて不機嫌そうにしているルウ


確かに下手くそそうだもんなぁ


そう思いながら歩き始めると割と早く草の国についた


そこには驚きの光景が広がっていた