世界で1番面倒くさい恋

真田と龍世だった。



『あれっ、龍輝じゃね?』

『うぉっ!マジだ!相澤だ!』



ひどく泣けた。

龍輝龍輝って言いながら駆け寄ってくる真田達。

どうしてこいつらはこんなに純粋なんだ。

いつでも人懐っこくて。

俺の浮いた話も気にせず接してくれて。

どんなに冷たい態度をとっても




『今日は機嫌が悪い日』

としてくれる。




こんなに優しい奴ら、知らねぇよ。