しかも、真田の隣には必ず龍世がいた。

龍世は俺が出来ないことを簡単にしていた。




喧嘩しても次の日には仲直りして。

悪口言いながらも隣にいて。

真田の視線は龍世にあった。

龍世は、真田をずっと独占していた。





その証拠に、真田は龍世の隣でずっと笑っていた。