「亜梨架。」


「ん?」


後ろを振り向いて優雅を見る。



「ここではやめるぞ。」



「うん。揉め事だけは勘弁。」



顔を見合いながら2人で苦笑いした。



優雅から離れる。



そうしたら私はどうしたら?



やっぱり立ってようか…。



「亜梨架。こい。」


宝先輩の声の方へ顔を向けたら




さっきの優雅みたいになってた。


あーはい。
彼氏彼女の態勢ね…。
優雅ともついさっきまでしてたけど!



恥ずかしい…////




やっぱり姉弟だと普通に出来るけど、他人とじゃ違うじゃん?



心臓バクバクいってる…