スッと教室の端に居る鈴音に目を向ける。



椅子に座ってただ窓の外を眺めて居た。



「城ヶ崎さん…酷いよね…。」



「でも、避けてる私達も…。」



「これってイジメ…かな。」



「でも……。」


鈴音に対する言葉が次々上がる。



ソッと鈴音の席に近づく


「鈴音…。」



お願い。
嘘って言って。

心配したよって



いつもの、他人を想って泣ける鈴音で居て…




「あら?淫乱さん。もう復帰したの?」




鈴音は私を見てそう、笑った。


っっ!!



何で?鈴音。私達友達で、親友だったじゃん…