私がまだ中学生になったばかりの話。


「亜梨架ー!歩くの速いよ!」


この時親友だった

城ヶ崎 鈴音(じょうがさき すずね)

いつも下校は彼女とだった。


「鈴音が遅いんだよ!」


って笑い合いながら、この日は、駅前のカフェに向かっていた。



理由は、そのカフェのパンケーキが美味しいって評判で。



誘ってきたのは鈴音だった。



行くって了承したその時から、私の選択は間違っていたのかもしれ
ない。