「それより。大丈夫か亜梨架。」


ずっと背中を擦ってくれてる宝先輩。


「大丈夫です。」


しゃくりも収まってきた。
そして真剣な顔で宝先輩は言った


「お前に何があったか、聞いても良いか?

無理話せとは言わない。言いたくないなら言わなくて良い。

けどこれだけは言わせろ。
俺達を信じろ。俺達は何があっても、絶対にお前を守る。何があっても、味方だ。」


最後はふんわり、今まで見た事のない優しい笑顔で笑った。



本当に?
ずっと味方でいてくれる?守ってくれる?




信じても…良いの…?




優雅を見たら頷いていた。
信じろ。

ってサイン。