「すみません。亜梨架の奴。」

「いや〜。何か理由があるんでしょ〜?」


「まぁ、はい。」



「優雅。いつもと同じで良い。」



戸惑いをみせる優雅。



学校と族での区別つけろって言ったの俺だしな。



仕方ねーか。


「いやでも…。」


「宝が良いって言ったんだからさ良いんじゃない〜?」


ケラケラ笑ってる葉。

ウゼェ。
だから蹴りを1発入れた。


「ちょっ!ふくらはぎ!痛い!」


痛くなきゃ意味ねぇし。
バカかよ。


「じゃあ、幹部の顔で。」


「あぁ。」


スッと無表情になる優雅。





幹部の顔になると全く感情が外に出なくなる優雅。