「朝、俺が自転車ぶつけちゃったんです。それで病院行ったら靭帯が伸びてると言われて…。すみません。」


涙目になった私に気づいてか、頭を優しく撫でながらそう説明してくれた。





それを聞いたママとパパは安心したような顔をして
 




「そう。まぁ外じゃあれだし、夕食でも食べて行って?」


「いえ。俺は。」


「良いから。」


ママの圧力というものに負けた宝先輩は



「すみません。お言葉に甘えます。」




って言ってご飯を食べて、ママとパパに暫く送り迎えします。って言って帰って行ったのが昨日。