「おっ応急措置終わったよ〜。」


私から離れる葉先輩。ってか


保健の先生は?



「今日は居ないよ〜鍵は俺が開けたから開いてるんだよ〜。」



考え先読みされた。


「勝手開けて良いんですか?」


「ん〜理事長の息子だから〜。」


「へぇ〜。」




理事長の息子さんかぁ。
つまりお坊ちゃん。



まぁ、私もお嬢様に入るか。
朝比奈財閥は日本で一番凄いってママが言ったもんな。


でも理事長の息子って大変そうだなぁ〜。


「?なんですか?顔に何かついてますか?」


葉先輩が驚いた顔で私をじーっと見てた。