優雅side

あれから3年たった。


俺は無事高校を卒業して、大学に通ってる。


「優雅ー!何してんのー?遅れるわよー?」



母さんに呼ばれて下へ降りる。



「ちょっと日向抱っこしてて。」


日向(ひゅうが)は1歳になった俺の弟。


亜梨架の事があって1回流産しそうになったけど、無事産まれた。


「母さんこそ急げよ。俺の車で先行くな。俺と日向。」


そう言って家を出る。


「あっ!優雅くん!おはよう。」


家の前に居たのは、鈴音で


「ヒューちゃんもおはよう!2人で行くの?」


「ん?あぁ。母さんが遅いからな。乗るか?」


鈴音は顔を明るくした。