そう言った所で


「銃を捨てなさい!」


警察が着いた。


それでも半狂乱に何かを口々に言う鮫島。


銃口は私に向けられたままで





"パンッ"






発砲された。



今まで味わった事が無い痛みが、体を貫く。



「っっ!!!!」



ガクッて膝から崩れ落ちた。


足が燃えてるみたいに熱い。



直ぐに警察が鮫島の手から拳銃を取り、押さえた。



何か皆ワァワァ言ってるけど、何言ってんのか分かんない。



あー死ぬってこういう事かな?痛くて死ぬなんて最悪だなぁ。



もっと皆と居たかったなぁ。



あー、新しい兄弟の顔もみてないや。



ママに心配ばっかりかけて私本当、ダメ……だ…な。