「ただで帰す訳がねーだろが!!」


って見えたのは、拳銃。


チャカ持って来い。



ってあれは和泉用の拳銃の事だったんだ。


その場が凍る。


「1人くらい道ずれにしねーと気が済まねぇよ。」


拳銃は私に向けられる。


更にその場が凍った。

腹部から流れてる血の量からして


逃げられる可能性は、3%。


警察のサイレンが近づいてくる。


「一緒に死のうぜ。朝比奈亜梨架さんよぉ。」


「絶対イヤ!!」


拳銃を避ける何て人間離れした事は出来ないけど、心臓や、臓器には当たらないように避けるくらいは出来る。


そこで覚悟を決めて


「打つなら打てよ。けどな、私は死なないし、死ねない。」