言われた倉庫に着いた。



そしたら、"ガッ"両脇を抱えられて、中へ連れてかれた。


「ちょっと!離して!!」



「うるせぇ。黙れ。」


この人の殺気にゾクッてして何も言えなくなった。



っ。……甦る記憶。はぁっ。ヤバい…。



「っ。ヒュッ、ハッ、ハッ。」



息できなっ。



私の異変に気付いたのはさっき、殺気を出した人。


「おい!誰か袋持って来い!!」


「ハッ、ハッ、ヒュッ。」


「早くしろ!おい、大丈夫か?」


返事が出来ない。本当ヤバい。


「どうした和泉?」


和泉(いずみ)と呼ばれた人は、説明しだした。


「分かんねーけどいきなり呼吸困難おこした。」