亜梨架side


鈴音が帰った後、皆ともバイバイして今は部屋に宝先輩と2人だけ


お互い沈黙が続いてる。


………う〜空気が重いよぉ。



何か話題って考えても、何も出て来ない。


「亜梨架。」


沈黙を破ったのは宝先輩。


声が硬い気がする…。


「俺ら「嫌です!」


言われる言葉が分かってすぐにそう言った。



"俺ら別れた方が良い"



宝先輩はそう言うだろう。


私に怪我させたからって、もぅ怪我させたくないからって。


「嫌です。私は宝先輩と居ない方が辛くて苦しい。お願い。側に居させて…。」



俯きながらそう言った。