「?何かついてるか?」


「えっ?い、いえ!大丈夫です!」


立ち上がった私。
だけど足首をひねったみたいで、フラついた。


「大丈夫かよ亜梨架。」


すぐに優雅が支えてくれる。
あー優雅にも痛み伝わってるだろうな…。




尋常じゃない痛みが体を貫いてるから。




でも、優雅に嘘つけないって思ってても私は嘘を言う。


「大丈夫よ!ありがと!あっ。大丈夫なので気にしないでください!!」


謝ってきてくれた人にそう言って


「優雅いこう!」


歩き出した。
けど体重を支えられなくて

「うきゃっ!」


そのばに沈んでしまった。