「仁奈ぁ〜!!あのイケメン転校生と幼なじみなんて羨ましすぎるぞこの野郎〜!」

美夏はうりゃうりゃと言いながら私の頭を両側からグリグリと拳で押し付けてきた。

『い、痛い痛い!!別に嬉しいとか思ってないって』

驚いたのか目を大きく開いて固まる美夏の姿が見えた。