僕の名前は青葉 匠(あおば たくみ)まだまだ餓鬼の中学生二年生だ。

僕は自分で言うのも何だがいたって普通であると思う。
朝おきて、ご飯食べて、授業を聞いて、友達と遊んで、放課後にはサッカー部での練習をして、家に帰って寝る。
趣味はカードゲームと麻雀。

いたって普通の毎日を暮らしている・・・はずだった。あの日までは、




よく覚えている、6月の14日 14時16分のことである。



僕は倒れた。



熱い地面に、突然、何の前触れもなく、ただただその場に倒れ込んだ。

倒れている間に聞いた先生だと思う人の声は遠く、ずっと遠くへ消えてしまった。