そしてテレビをつけた。 「ねーりょーうー」 「なにー?」 「遼って好きな人いるの?」 「なんで?」 「さっき春に聞いてたけど、遼はどうなんだろうって思ってさ」 「へー」 「いるのー?」 「もしいたとしても奥本となんの関係があるの?」 「え. . .ただ気になっただけだけど. . .なんかごめん」 「. . . 俺もごめん強く言い過ぎた」 「大丈夫だよ」 そしてまたテレビの方へと顔を向けた。