ワンだふるラブ





△いつもの帰り道



「でねー、その時私がー……」


付き合ってから毎日のように二人で帰る。
お互い家が遠いので、
二人の道が分かれるところまで。
その道のりはやっぱり短く感じられる。


私が話していると、フッと尚人君が
左からいなくなった。

あれ?と思ってすぐ、右隣に尚人君。




あ、道路側行ってくれたんだ。