死神のお仕事



「あの…サエキさん」

「ん?」

「その、魂ってこんな所に普通にある物なんですか?」

「? 普通に?」

「いやだって、ここって普通に私達が使う場所…どこか分かんないけど街の中ですよね?そこ曲がったらもう公園、みたいな」

「そりゃそうだ。人間の魂なんだから人間が居る所にあるもんだろ」

「ある…って、落ちてるんですか?」

「は?」

「それともやっぱりふわふわ浮いてるとか?その、よくある火の玉みたいに」


よく妖怪ものの映画やらアニメなんかで目にする火の玉。魂って聞くとあんな感じがすぐ目に浮かぶ。

でもそれってある、なんていう様な表現をするのだろうか。というか火の玉だったとしたらどうやって食べるのだろう。


するとサエキさんは「あぁ、なるほどな 」と呟くと、「回収した後の話、覚えてんだろ?」と私に問いかける。


「燃やして上へ昇らせる、でしたよね?それか食べちゃうか…」

「そう。人間が言う火の玉ってのは多分燃えて上にあがってく時の魂の事だろう。人間の中にも俺達の事が見える奴が居るからな。燃えてる時の魂は見えやすくなるって言うし」