死神のお仕事



そっちの方が何か起こってしまいそうな気がしないでも無いのですがと、思うのは、私だけでしょうか。

けれど、納得のいっていない私にアラタさんはいつも通り微笑みを返すだけで、その言葉の真意を教えてはくれなかった。


アラタさんが言うんだから、きっと変な意味でも嘘でも無いのだろうけど…なんだろうなぁ。

なんてったって相手があのサエキさんだからなぁ。


信用なんて出来ないよなぁ、と、私の中でサエキさんの信用はもう底辺ギリギリなのかもしれないなと気付かされつつ出勤した、その翌日の事。

今日もまた顔を出した瞬間、真っ先に頂いたのは、「おっ、良い所に」なんていう不穏なお言葉。…嫌な予感がする。


「あかり、今からここの回収頼む」


って、やっぱりか!やっぱりだ!


「え、今からですか?事務作業は?」

「後で良い。とりあえず行って来てくれ」

「そんなに急なんですか?」

「あぁ。今すぐじゃ無いと困るくらいな」

「……」