「だから私もちゃんと死神になりたい。私もちゃんと分かりたい、その立場で、表面上だけじゃなくて」
私も同じような感覚を持つ事が出来るようになれるのか、それは全く分から無いけれど、そこは行こうとしなければ辿り着かない場所に感じる。
無謀な道のりだとしても、半分でもその要素を持っている私ならきっと、そこへ辿り着かなかったとしても、近づく事くらいは出来るのではないか。
近づこうとするならば。目を逸らさずに向き合っていく事が出来たならば。
「それでアラタさんの言葉をちゃんと理解して受け止めたいって、そう思って…って、すみません。なんか訳分かんないですよね」
「え?あ、いや」
「急にこんな事言われても困りますよね、すみません。本当なんて言うかその…何よりまず謝るべきでした。アラタさん、本当にすみませんでした」
「…あかりちゃん?」
気づいたら、一人で喋りに喋りまくって独走状態になっていた。すごく恥ずかしい…何をやってるんだろう私。アラタさんにこんな事言ったって困らせてしまうだけなのに。本当に、そんな事言う前にまずちゃんと謝るべきだったのに。今更言ったって色々遅い気がする。もう話を戻せなくなってしまった気がする。
「と、とりあえずこれはつまり、私の死神への第一歩と言いますか、本格的に踏み出す為の試練というか、ですからその…い、行ってきます!」



