.....天田先生が職員室に行って30分。

今のところ、会話無し。

シーンと静かな保健室。


鈴音君は何もせずただボーッと
前を向いてる。

暇じゃないのかな。

「鈴音君。」

白い髪の間から目だけが私の方を向く。


話しかけるなオーラが凄いです。

「鈴音君って何処から転校してきたの?」

「.....隣の町。」

喋った!!?

一応、初会話はクリア。

「近いね。鈴音君って兄弟とかいる?
 私はいないの。妹がほしいんだ〜。」

「....い」

「ごめん、良く聞こえなかった。;;」