__ドン!!!!


「ッッ!!?」

「キャハハw」
「ドジだなぁ泡沫さん。」
「鈍くさすぎ〜」


自分で転んだんじゃないよ。

私が歩いてる時、急に足出してきたの見たもん。


「そうだね、ボーッとしてたかも。」

あはは…と笑って早足で教室から出る。


「ちっ…つまんねーの。」


そんな声が聞こえてきたけど

聞こえないふり。

きっと、私に仲良くなるチャンスをくれたんだよね。

私が、無駄にしちゃったから。

怒ったんだよね…。


「ダメだなぁ、私。」


しょんぼりと肩を落としながら階段をおりる。

皆と仲良くなれる日は、


まだまだ遠いや。