あれ?__

私は片目だけあけて
ドアが開いてないことを確認し
「ド、ドア…開いてないね」と言ったら

佳味が「本当だ」と言い
美奈子が「よ、良かったぁ」と
美奈子が腰を下ろした

しかし智志達は
「はぁーやっぱり噂は噂かよ」
と不満げに言った

こっちは噂で助かったっつーの!!
結局佳味の感も当たらなかったし
安心感がドッときた
そして私は
「ほらもう帰ろ開かなかったんなら意味ないじゃん」と言い道がある方向に向いた
次の瞬間

キィィー

「えっ?」

この音ま、まさかッ……
チラッと皆の真っ青になった横顔を見て
「み、美奈子…もしかしてだとッ
思うけど………」と美奈子に問いかけた
美奈子は
「う、うん皆いっせいのーでで後ろ
……向くよ」と言うと皆は頷き
美奈子が「いっせいのーでっ」の合図で

バッ!!振り向いた

しかしドアは開いてなかった。
勘違い?

「あれ?開いてない」と私が言うと
佳味が「待って!!」と大声で言った
恐怖のせいでその大声でさえビクッとする
「急に大声出さないでよ!!!
ビックリするじゃないっ!」と美奈子が言ったしかし佳味は聞く耳を持たず
ただ真っ青な顔をして上を見ていた

佳味の見ていた目線をゆっくり見た
すると

屋上らしき所から
赤黒いワンピースを来て前髪が鼻まで
隠れて髪をツインテールにしている子が
目は見えない……けど
こちらをじっと見ているようだった

「きゃぁぁぁぁああ!!」と
私達は叫び走り去った
智志達は「待てよ!置いてくな!!!」
といい走り去った

ただ走って走ってひたすらに走った
早くっ!早く家に帰りたい!!!
その気持ちでいっぱいだった