7月12日…ある事件がおこった
私坂之上美奈希(サカノウエミナキ)は
友達の鈴川佳味(スズカワヨミ)、
神奈川美奈子(カナガワミナコ)、
佐伯和馬(サエキカズマ)、橘智志(タチバナサトシ)
私を含めて五人で夜中の2:48に
四季神廃墟に行った……そう肝試しだ

噂によると四季神廃墟は3時丁度になると
玄関のドアが勝手に開くと言う説がある
私達はそれを見るべく3時前に来た

肝試しと言っても開くか開かないかを
見るだけだ。しかし四季神廃墟は
深い森の中セミの鳴き声や野良犬の鳴き声
汗、草や土臭さが混じったような風の匂い
ドアが開くかを待って居るだけでも
恐怖に包まれる。

足がガタガタと震える
私と佳味、美奈子は智志達の後ろで
震えている智志達は震えることなく
懐中電灯をただ玄関ドアに向けじーっと
開くか見ているだけ。すると

「ね、ねぇやっぱり帰ろうよっ
私嫌な予感がしてならないんだけど」と
佳味が言うしかも佳味の嫌な予感は
凄い当たる……でもこれだけははずれてほしい当たってほしくない
その思いでいっぱいだった

そして和馬が左腕に付けてる腕時計を
チラッと見て「後残り5秒」

4


3


2


1


私は目をぎゅっと力いっぱい閉じた
そして_________