またキミに逢えたら…。

次の日、あたしは学校を休みある場所に向かった。

-春空の丘-

あるお墓の前にしゃがんだ。

筒井 優斗 享年15歳

「ゆ、優斗…。逢いたいよ…。」

涙が溢れた。

ジャリッ

「あれ、お前なんでこんなとこいんの?
てか、泣いてるし。」

声のする方を向くとそこには昨日逢ったあの男の子が居た。

すぐに涙を拭き

「泣いてないし、あなたには関係ないでしょ?
それにあなたこそなんでこんなとこに居るの?」

「俺はお前の前にいる人の墓参り。」

あたしはそれを聞いて驚いた。

「え!?あなた、優斗と知り合いなの!?」

「そーだけど。お前も!?」

「うん」

昨日初めて逢った人と再会し、まさか、こんなことになるなんて、あたしは思いもしなかったよ。