またキミに逢えたら…。


声のする方に向いてみると

屋上よりも少し上のところに

茶髪で顔がスラーっとしてる凄くかっこいい男の子がヤンキー座りでいた。

「なぁ、聞いてんのか?」

「すいません」といいながらあたしは怖くなって屋上を飛び出した。

ガチャ

あたし、なにやってんだろ…

逃げてきちゃった。

絶対に印象悪く思われたよね。

あの人になに思われようとあたしには関係ないのに。

あたしはあの彼を少しだけ気になっていた。

あたしと春輝との出逢いはこんなに最悪だった。