「美空は優しいな。 でも、俺は最低だから…。」 春輝の頬が濡れていた。 「私の方が最低だよ…。 人としてしちゃイケナイことをしちゃったんだもん。」 唇が震えた。 (美空、バイバイ) 屋上から飛び降りる優斗。 「いやーっ!!」 また、あの日の出来事がフラッシュバックした。 「美空、どーした?」 「はぁはぁはぁはぁっ…バタンッ」