またキミに逢えたら…。


優斗はあのことを聞いたら絶対に自分を責めると思ったから。

だけど、俺は言うことに決めた。

「実はな…、優斗には絶対に言うなって言われてたんだけど、菜々香から聞いたんだけど、お前モテるからさ菜々香が彼女っていうのを気に食わない奴が居て、菜々香はそいつらにイジメられてたしい。
『優斗と別れなかったら優斗を傷つける』って言われたらしくて、あいつ言ってたぞ。
『私だけなら傷ついても構わないけど優斗まで傷つくのは嫌だ』って。それが昨日ことでさまさかこんな風になるなんてな…」

俺は泣くのを堪えながら言った。

「ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッッッッッッッッッッッッッッ!!
俺の性で菜々香は…。
菜々香、ごめんな。
本当に本当にごめんな。
俺なんかと出逢わなければこんなことにはならなかったのに…。」

優斗はボロボロと泣きながら体勢が崩れしゃがみこみながら言った。