またキミに逢えたら…。

ガチャ

そこには菜々香が居た。

俺は凄くドキドキした。

「あ、春輝くん久しぶりだね。
元気だった?」

「元気出せ。菜々香は元気なさそうだけどどーした?」

「優斗には絶対に言わないでほしいの!
私ね、実はイジメられてるんだ。
ほら、優斗かっこいいでしょ。
だから、私が彼女ってこと気に入らない人達が居てね。
その子達にね『優斗と別れて。さもないと優斗を傷つけるから』って言われちゃった…。
私、どーしたらいいかウッ分からなくて…
優斗のことヒクッ…大好きだから…別れたくないんだヒクッ
だけど、ヒクッ…別れなかったら…優斗に危害が及んじゃう。ヒクッ
私だけならウッ傷ついても構わないんだ。
でも、ヒクッ…優斗を傷つけたくない。」

菜々香は泣きながら俺に言った。