スッテーンガタン

翼「……イててて。」

周りが静かなだけあって、凄く響いた。

幸「…大丈夫?」

翼「あはは…。大丈夫ですよ~、いつものことなんで~」

大丈夫じゃないでしょ。

本当に大丈夫?

彼は話すだけであって、その場から立ち上がろうと一切しなかった。

流石に俳優くんが、床にずっと座っていたりしたら…周りの目が…痛い。



翼「…手を貸してくれてありがとうございます。えっと……」

幸「秋野。秋野幸宗。」

翼「あ、秋野先生ありがとうございます。…あの、」