「軍師かぁ…。かっこいいよね、あれ!
私もなんか役立つことしなくちゃね!」


皆やる気になってくれてるんだし、私も総長としてできることしないとね!


夢香ががははっと笑って立ち上がった。



「美帆は舞を教えてくれるんだろー?
じゃ、おあいこじゃん!」


「ははっそうだね!ビシバシいくよ!スパルタで…!」



そう、みんなでがんばるんだ…!










「はぁ~さっぱりしたぁ〜…ん?みんな………髪の毛きれー!!」



温泉入ってるときはタオル巻いてて見えなかったけど、色とりどりだった髪の毛は黒に統一されていた。


しかもみんな髪質がきれい!つやつや!



これでみんなで舞ったら…。

うん、きれい。

楽しみ……。



「あ、沙奈。舞できた…?」


私が遠慮がちに聞くと沙奈が胸をはった。


「できたよー♪」


「助かる!一緒に教えていこうね!」



よかったぁ…。


まぁ、みんなも練習重ねればできるようになるよ!



「もうこんな時間だし…寝たい人は寝てー!起きていたい人はお菓子食べよー!」


夢香は待ってましたと言わんばかりにお菓子の元へ走っていった。


それに続いて楽しそうに歩いていくみんな。


あれ、寝る人いないの?!


ま、いっか。