鏡と瞳




笑わないよ、そう言った瞬間。
繋いだ手を引っ張られて抱きしめられる。


私、今、抱きしめられてるのか。
なんか心臓バクバクいってる。
それ以上に目の前にいる海晴から
速い鼓動が聞こえる。


「あの、」

「もうちょっと、待って。ごめん。」


謝らなくても。