手を引かれて、電車乗り継いで、 たくさん歩いて、着いた先は海。 まあ海に向かってるのは知ってたけど。 「まだ寒いよ。」 まだ5月だよ、水絶対冷たいし。 周りに人いないし。 「入らんでもいい!見るだけ!」 「まあいいけどね。静かで。」 ? 繋いだ手を少し強く握られた。 「どうかした?」 顔を覗き込むと、真っ直ぐ見つめられて 少し戸惑った。