銀髪と呪眼と赤い外套~夢の競演特別編~

メグが素早く身構え。

「       っ!」

風の刃を撃ち放つ!

半透明の三日月形の刃は、群がってくるスケルトン達をひと薙ぎで薙ぎ払った。

「おお!これが真の魔女の力…!」

乙女が思わず声を上げる。

「感心してないで手伝って頂戴!」

メグの言葉に。

「心得た!」

乙女は恐れる事なく骸骨の群れの中に躍り出た。

「散れ、亡者の軍勢!」

逆袈裟に刃を振り上げてスケルトンの剣を払いのけ、振り下ろしの剣で軍勢を斬り伏せる!

たった一撃で数体のスケルトンがガラガラと音を立てて砕け散った。

勿論、俺だって傍観している訳ではない。

数が多い。

こういう時は連射だ。

マシンガンを頭の中にイメージして、弾丸を装填、引き金を引く!!

途端に撃ち出された無数の矢によって、スケルトンの群れは次々と撃ち抜かれていった。