「ん?どした?」
他のものを見ていた和稀がこっちに来た。
「これ可愛いと思ったけどなかなか買える値段じゃないなって、……ええ!?」
私が話している途中で和稀はブレスレットを取りレジに持っていく。
ちょ、ちょっと…!
私がオロオロしている間に和稀が戻ってきた。
そして包装されたブレスレットを私に差し出す。
「ん。クリスマスプレゼント」
「でも、高いんじゃ…」
「いーから」
「あ、ありがと」
せっかく買ってくれたんだしいいよね…なんて思いながらプレゼントを受け取った。
で、すぐに取り出す。
包装してくれてたけど着けたかったからね。
「どう?」
「いんじゃん?他も行こ」
「うん」

