『明日、1時に迎えに行く』
今日は楽しみにしていたデート当日。
つまり、街も華やぐクリスマス!
で、昨日和稀からメールがきてからずっと悩んでいることがある。
「ん〜、服どうしよ…」
お母さんに頼んで、いくつか服を持ってきてもらった。
それを机の上に並べ…今日もかれこれ1時間。
昨日も悩んでたから少しだけ寝不足…
「あ〜そろそろ決めなきゃ!」
私が叫んだ時。
ガラガラッ
「柚ちゃん昼ごはんだよ〜」
「か、神崎さん…助けて〜」
神崎さんが昼ごはんを持って部屋に来てくれた。
「今日はデートでしょ?助けてって?」
「服が決まらない…」
神崎さんが机のそばにきて、
「そーねぇ…」
と考え始めた。
そして、ある服を手にとった。
「どれも可愛いけど、これでいんじゃない?」
神崎さんが選んだのは、ふわふわのピンクのトップス。
それに黒のスカート、肌色だけど太ももの外側に黒の星マークがあるタイツ。