そこからは、和稀が学校の話題をけっこう出してくれた。 「あははっ!律君面白いね!」 「だろ〜?バカだろアイツ」 「うん!……」 「どした?」 「学校、行きたいなぁ……」 和稀の話を聞いたらすごく行きたくなった。 今まで、学校なんかめんどくさいって思ってた日もあったのに、今はすごく行きたい。 皆んなと笑いあいたいなぁ。 「俺も愛花もクラスの奴らも、柚が戻ってくんの待ってっからさ」 和稀が私の頭をポンポンッとする。 「そーだね。頑張る」 「おう」