ワスレナグサにこめて…



「学校……どうだった?」


「ん?あぁ……。今日柚の休学が皆んなに知らされた」


「そっか」


「そん時に、病気で入院だって言ってたんだけどよかったのか?」


「うん。別にいいですよって言っといた」


「そ。」



……


沈黙。


話しづらい、のかな。


よし、ここは私が何か……



「ははっ!」



ん!?え!?


和稀がいきなり笑い出した。



「ど、どしたの?」


「柚百面相しすぎ笑」


「もう!」



こっちは何か考えてたのに…!



「ごめんな、いろいろ考えてたから黙っちまって」


「いろいろって?」


「病院着くまではこの話しよう、とか考えてたのに柚に会ったら全部ふっとんだ」


「そ、なんだ…」


「ん。」