いつ遊ぶか、などを愛花と話していたら和稀と律君が帰るところが見えた。
こっちに来ている。
このまますれ違う…と思ったのに和稀は私の前で止まった。
そして、耳元で
「明日、柚の家行くから。考えとけよ」
と言って帰っていった。
何、今の……
ドキッってした。
「ゆ、ず…?帰るね、バイバイ」
「あ、うん!バイバイ!」
愛花のこと忘れてた……
切り替えよっ……
私は重い荷物を持って帰路についた。
歩き通学つら……
「ただいま〜」
「「おかえり〜」」
お母さんとお姉ちゃんが迎えてくれた。
そっか、お父さんは仕事か。
お母さんは私が帰ってくるから有休をとったらしい。
「あ、そうそう!お土産あるんだよ!」
「よ!待ってました!」
お姉ちゃん…。何でそんなにハイテンションなの…?笑
「お姉ちゃんはポーチで、お母さんとお父さんは色違いのハンカチだよ!」
「ありがと〜」
「……あ、お父さんは帰ってから渡さなきゃ」
お父さんも今日はできるだけ早く帰ってくるらしい。

