ワスレナグサにこめて…



チュンチュン



朝、鳥の声で目が覚める。


ホテルのベッドふわふわすぎて、熟睡しちゃった!



「ん〜っ!」



精いっぱい伸びをする。



「んっ…柚……?」


「あ、愛花!おはよ!」


「おはよう」



顔を洗って髪をといて準備完了!


私は肩につくくらいの長さだからとかすだけでOKなんだけど、愛花はいつも高い位置でポニーテールだから……



「もぅ!めんどくさい!」



ほら、また苦戦してる……



「OK、何とかできた。食堂行こ?」



廊下ですれ違う子に挨拶しながら食堂へ向かう。


食堂には、もう和稀達は来ていた。



「お、柚、愛花おはよ!」


「おはよー!」


「お、おはよ…」



最後のは私。


恋バナしたせいで無駄に意識してしまった。


ふぅ……普通にしよ……。


今日の朝食も、昨日の夕食と同じシステムだった。


私は、朝はあまり食べない派だからコーンスープとフルーツだけにした。




そして、部屋へ荷物を取りに行き、バスで遊園地へ向かう。


けっこうホテルから近い位置にあって、すぐに着いてしまった。