ワスレナグサにこめて…



私達が半分以上食べ終わった頃に和稀が戻ってきた。



「お前ら、はぇーな」


「和稀が並んでたからね。って、あれ?ベーコンは?」


「売り切れ」



和稀が少しムスッとした顔をする。


私達はそんな和稀を笑って、残りを食べ始めた。


和稀も諦めたらしく、他のものを食べ始めた。



「そろそろ終わりだぞー!片付けろ〜」



先生の指示がとぶ。



「うそっ!俺まだだよっ!」


和稀が急いでご飯をかきこむ。



「「ごちそうさまでした!」」



挨拶をしてそれぞれの部屋へ戻る。


帰ってきた瞬間、またもやベットにダイブする。



「疲れたぁ〜」


「ほんとにね〜」


「柚先お風呂入っていーよ!」


「そう?ありがとう」


愛花にそう言われ、私が先、愛花が後で部屋のお風呂に入った。




2人とも上がって、就寝時間。


もちろん寝るわけなんかないじゃん!


愛花もそのつもりだと思う。


愛花が私の横に寝転ぶ。



「柚は今誰か好きな人いるの?」



ほら、きた。



「いないよ〜」


「えー!絶対いるでしょ!和稀は?」