ワスレナグサにこめて…



和稀達はバイキングテーブルからは少し離れた場所の席にいた。


手を振りながら近づいていく。


すると、向こうも私達に気付いた。



「あ、お前ら!ごめんよ、もっと近くに座りたかったんだが…」


「いいよ、全然。ありがとう」



愛花と、和稀と律君の向かい側に座る。


先生の合図で好きな料理を取りに行けるようになった。



「柚行こっ!」


「うん!」



私達はお皿をとってバイキングテーブルの最後尾に並ぶ。


しばらく待つと、料理が置いてあるところまできた。


とっても手のこんだ洋食や和食、中華などの様々な料理がたくさんあった。


ケーキやマカロンなどのデザートも充実している。


私は洋食を中心に、大好きなマカロンも忘れずにとって席に戻った。



「「いただきまーす!」」



愛花と食べ始める。


少しした頃、和稀と律君も戻ってきた。



「おい、柚!そのベーコンどこにあったんだ⁉︎」


「んー、割と最初らへん」


「行ってくる」



和稀はもう一度列に並びに行った。


だから律君も先に食べ始める。