ワスレナグサにこめて…



薬飲んでるからって無理したらダメだな…。



「ん」



こっちを見ないまま和稀が私に何かを差し出す。



「クローバー。いちごの詫び」


「え⁉︎」



和稀の手には四つ葉のクローバーがあった。



「見つけてくれたの?ありがとう」


「別に」



それだけ言って和稀は律君のほうに行ってしまった。


私のためにクローバーを探してくれた和稀に、ちょっとキュンとした。


幼馴染…のはずなのに。


私も、クローバーを丁寧にファイルにはさみ、愛花のもとへ。



「お、大きい……」


お城は予想以上に大きかった。


パンフレットで写真は見ていた。


でも、こんなに大きいなんて……



「すいません、写真撮ってもらっていいですか?」



たまたま通りかかった人に声をかけ、4人でお城をバックに写真を撮る。


そして、資料館のほうへ向かう。


修学旅行とは、学ぶため。


どこの学校でもそうだと思う。


私達は、このお城で学んだことをレポートで出さなければいけないという課題がある。



「愛花ちゃ〜ん?」