ワスレナグサにこめて…



「柚ちゃん達食べ終わった?」



律君がこっちにきた。



「あともう少し」



好きないちごは最後にとってあるんだ。



「もーらいっ!」



パクッ



……。



「あー!!!!!」



いちごが、いちごが…


和稀に食べられた……。



「和稀!いちご!私が好きなの知ってるでしょ⁉︎」


「1個ぐらいいーじゃん」


「1個でもダメなのっ!」



あぁ、私のいちご…。



「柚、落ち込んでないでお城行こ」



愛花に連れられる。


律君は和稀の横で苦笑いしていた。


私は和稀を軽く睨んで諦めることにした。


私達の班は1番有名なお城を選んだ。


和稀と律君はさっさと行ってしまう。



「クローバーないなぁ…」


「そんな簡単に見つかるもんじゃなくない?」



シロツメクサを発見してはしゃがんでクローバーを探す。


でもやっぱり四つ葉は見つからない。



「早くこいよ!」



遠くから和稀に急かされる。


愛花と急いで追いつく。



「ハァ、ハァ…」



走り過ぎた…。


私は肩で息をする。