ワスレナグサにこめて…



このせいで1日中悩んでたんでした…


お父さんとお姉ちゃんはいきなりの展開にポカーンとした顔をしている。


そりゃそうだよね、今の今までしんみりしてたのに。



「あぁ〜修学旅行もうすぐなのね。じゃあ今から行きましょう」



お母さんは準備を始めた。


私は学校から帰ってきて制服のまま今の流れになっていたからそのまま病院に行くことにした。


私の病院は家から20分くらいの場所にある。


少し遠いけど昔からそこでどんなこともお世話になっていたからずっと通い続けてる。



「柚〜?行くわよ〜」


「はーい」



私は移動中、お母さんに修学旅行のことをたくさん話した。


話せば話すほど楽しみは膨らんでいく。




そうしているうちに病院に着いた。


お母さんが受付を済ます。


5分くらい待ったら名前を呼ばれて部屋に通された。



「今日はどうした?」


「8月14日から2泊3日で修学旅行があるんですけど、行ってもいいですか?」


「2泊3日かぁ……」


「はい。私にとって大事な思い出になると思うし、絶対に行きたいんです!」