……



「バカァ……」



涙が止まらない。



私にとっても大事な、


大好きな親友なんだよ?



泣かないわけないじゃん……



私はここが病院ということも忘れて、暫くの間泣きじゃくった。


柚の手紙が私の涙でどんどん濡れていく。


あ、写真あるんだっけ……


ふと思い出して封筒の中から写真を取り出す。


そこには、私が持っているどの写真よりも素敵な笑顔の柚が写っていた。



……そう、だよね。


これぐらい笑ってなきゃ、柚が悲しむよね。


私は涙を拭って無理やりニコッと笑ってみた。


立ち上がって病院を出る。




柚、私頑張るから。


ちゃんと見守ってないと怒るからね?



そして空を見上げた。




柚、大好きだよ……






愛花side end*